スロガイ☆フラグ

パチスロ必勝ガイド携帯メールマガジン
木村魚拓『三十男のピロートーク』
福岡に行くと必ず立ち寄る天ぷら屋がある。サンドに入れるはずの千円札を1枚だけパンツに隠しておけば、その日がどういった結果で終わろうとも腹一杯食える安価な店だがこれが旨い。似たような値段の天ぷらチェーンなんぞ食えなくなるほど旨いから、福岡に立ち寄った際には是非にとある女性に勧めれば、その人は興味を持って食いついてくるどころか、返ってきたリアクションは「じゃあ食べなーい」という、にべもない返事だった。


天ぷらが嫌いなわけじゃない。天ぷらには付き物のエビが嫌いなわけでもないならじゃあ何だ。何故そのリアクションなんだ。お前はバカか。それともオレの言葉が信用できないのか。バカなのはオレかお前か、なあこの場ではっきりしてくれ…と言葉には出さないまでも心の内で憤っていると、手元の携帯をいじりながら彼女は言った。


「だってそれを食べたらチェーンの天ぷらが食べられなくなるんでしょ? そんなの嫌だもん」


…彼女の言葉は目からうろこだった。これまで上へ上へと階段を上がることは幸福だと思っていた。高みに到達することは純度100%、混じりっけのない幸福だと思っていた。しかし、チェーンの天ぷらをウホウホ言いながらがっついた頃の私には戻れぬ今、あの感覚を味わいたくばジャンボジェットに飛び乗るしか方法はないとなると、高みを知ることは幸福であると同時に不幸でもあるのではないか。


北斗転生を何度打っても連チャン数はひと桁止まり。いつも殺るか殺られるか、ギリギリのせめぎ合いを強いられている私は、勝舞魂を50個も60個も貯めて鼻歌交じりに神拳勝舞に挑んだことはない。だが、それはむしろ幸せなことなのだ。連チャンの終わりが見えぬような勝舞を一度味わってしまったら、きっと8連で力強いガッツポーズなんぞできないんだしと、口をすぼめて自分に言い訳をする、そんなかわいいところがキムラ君にはあるわよねと、かつて言われたこともありました。



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11:44 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓『三十男のピロートーク』
パチエヴァの新作を触っておこうと雑務を放り出しホールに向かったはいいが、新装直後だけあり案の定満席で、背中のシマにあったひとつ前のエヴァを打ち出した。


千円、2千円、3千円入れたところで席を立ち、小冊子を取って戻ってくると、おばさんとするにはやや違和感があるもののお婆さんと呼ぶにはまだ早い、あやふやなカテゴリーの女性が横から手を伸ばし、私の台の演出ボタンを連打していた。


押さずにはいられぬほどのリーチならまだしも、液晶にはシンクロリーチ。言わずもがなのゴミリーチなのに、押し倒すどころか押し殺すぐらいの勢いで連打する様を少し離れたところで眺めながら、私はボタンの不思議を考えさせられていた。


何故、人はそこにボタンがあると押したくなるのだろう。バスの停車ボタン、ファミレスの呼び出しボタン、パチスロキン肉マンの肉ボタン、押すべき状況にないにもかかわらず、衝動に駆られついつい押してしまったことがないとは言わせない。


押したいのになかなか押せないのはミリオンゴッドにおける遅れを伴ったゲームの第2停止ボタンと、頭と身体を仕事へと向かわせるやる気ボタンぐらいのもの。他のボタンは時に人を狂わせるとあらば、今のままだとミサイルの発射ボタンなんかは危険ではないのか。押したい衝動を抑える軟膏なんかが必要ではないのか。


もしも他の治療薬に先んじて、ボタン専用の軟膏が売られるようになったら、ミサイル発射の権限を持つ偉い人のみならず、他人の台にまで手を伸ばすあの女性にも塗りたくってやるのだが。



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22:15 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓『三十男のピロートーク』
勝てない。このところ何をどう打っても勝てずに悶々とした日々を過ごす私が目を付けているのは、店長がワルのスロ屋である。


コンビニの駐車場にワルがいた。金髪、タトゥー、舌にピアスの3点セット。車止めに腰を下ろし、右手に携帯、左手にファンタを握りしめ、5秒に1度のペースで唾を吐く姿はまさにワルの見本であり、灰皿の前で一服しながら今度は何だ、空になったファンタのボトルを投げ捨てるのかと、見るともなく眺めていると通話を終えたそのワルは、気怠そうに入り口の方へ歩いていき、「燃えないゴミ」と書かれたゴミ箱にペットボトルを静かに捨てるばかりか、周囲に落ちていた紙くずを拾い集め、それをもゴミ箱に捨てていた。


これはおそらくもしかして、普段繰り返している悪行の帳尻を合わせているのだろうか。ペットボトルをそれ専用のゴミ箱ではなく、燃えないゴミ箱に捨ててしまったのはワルの虫が騒いだからではなく、注意力を欠いたが故のこと。それが証拠にペットボトルを捨てた後に「しまった!」といった表情をしていたし、拾い集めた紙くずに関してはきちんと燃やせるゴミの方に捨てていた。


向こうに杖をついたお婆さんがいるのに気付きながらキャラとのギャップに邪魔され優先席でタヌキ寝入りしてしまったとか、小言を繰り返すお母さんについつい口答えをしてしまったとか、さっきいつにも増して唾を吐いてしまったとか、彼がもしそういったマイナス行為の穴埋めのために紙くずを拾ったのだとしたら、もっと言えば人間にはそうした習性があるのだとしたら、ワルが店長を務めるスロ屋は狙い目ではないか。


普段、悪行の限りを尽くす反動で、設定状況を甘くするように思うのだ。悪行の数だけ、騙して抱いた女の数だけ高設定を入れるように思うのだがどうだろう。


「店長はワルですか?」


店員を呼び止め、本当にそう尋ねている私をどこかのスロ屋で見掛けたら、ああ、相変わらず勝てないんだな、藁をも掴む心境なんだなと思ってそっとしておくのが人の優しというもの。それを茶化す野郎こそ本当のワルである。



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17:29 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
ちくわにはビールか缶チューハイか。


違う。私はコーラだ。塩っぽいちくわと甘いコーラの良くはないけどさほど悪くもない組み合わせは、半日打って2千円負けというどっちつかずの収支で終わった日には持ってこいであるが、ぎゅうぎゅうに真空パックされたちくわは開封しづらく、東京へと向かう電車で難儀していると、隣に座る男性がこちらに視線を向けているのがわかった。


チラリチラリと視線を向けるこの様子、おそらくは私を木村魚拓と知ってのことだろう。仕事のほとんどが執筆作業だった頃に比べ、声を掛けられる機会は格段に増えた。隣の彼も、テレビでゴッドばかり打っているあのバカが、何故こんなところにといった感覚でいるのだろうか。


それにしてもじれったい。なかなか開かぬちくわのパッケージ以上に、彼の視線がじれったい。「どうも」でも「こんにちは」でも「いつも見てます」でも、何なら気安い感じの「よぅ」でも、とにかくひと声くれればそれなりの対応ができるのに、チラ見のラインを一向に超えてこない彼にしびれを切らし、ならばとこちらから踏み込んだ。視線を感じた瞬間に彼の顔を覗きこむように見ると、ようやく声を掛けてきた。


「よろしければ自分が開けましょうか?」


どうやら私がどうこうではなく、隣のおっさんがちくわのパッケージに難儀しているのが気になっていただけのようだった。


私もまだまだである。雑誌もテレビもそして締め切りに関しても、もっと頑張らねばと改めて気を引き締めた夏の日の午後、今夜は辛口の日本酒を頂こうと思います。



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13:51 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
渋谷の駅前で、地図片手に英語でない何かを話す外国人に呼び止められた。渋谷新宿池袋、どこも馴染みがなければまるでダンジョンである。しかも、日本語が読めずに道案内もサッパリとなったら、ダンジョン飛び越えそれこそ樹海。「お母さん…」、電話で泣きつきたくなる気持ちは私にも痛いほどわかる。


スロ屋に見慣れぬ新台があった。「ハローサンタアルティメットマシンガンバージョン」。ほほう、4号機であったあのマシンガンの後継機かと打ち始めてみたはものの、4号機のそれと同様、ハズレが肝であること以外は何が何やらまるでわからない。小冊子を見ても、台の脇にあった説明書きを見ても要領を得ず、実家の電話番号が頭をよぎるようになったら仕方ない、頼りは液晶である。


この台は10ゲームに1度ぐらいの頻度ながら、液晶下部にテロップのようなものが出てきて仕様のポイントを教えてくれる。数万台規模の導入が見込まれるキラータイトルはさておき、そうでなければ攻略誌でも扱いは小さく、打ち手が困ることを配慮してのことだろう。


よし、わかった。テロップ、お前に懸けよう。お前からマシンガンの全てを理解してやろうと心に決め液晶を凝視していると、程なくして何かが表示された。


「ボスはいつも葉巻を吸っているなぁ」


…そういう情報はいらない。そもそもキャラの説明にすらなってない。違うんだ。私が欲しているのはもっと実用的な情報なんだよと台に問いかけていると、次のテロップが表示された。


「もうすぐ昼休み!」


…確かにもうすぐ正午になるが、だから何なのだ。なあ、違うだろ。さっきまでハズレの連続がどうだとか、ギガ何ちゃらがアツいだとか、まともなことを教えてくれていたじゃないか。頼む、なあ頼むよと懇願してから数ゲーム後…。


「ピストル!!」


…チャンス役を引いたわけでもなく、当たりが近そうな雰囲気もなく、しかもこの台はマシンガンだってのにピストル。ホントにバカじゃなかろうか。他に伝えることはないのだろうか。何ならウソでもいい。そう、この心細い状況から救ってくれさえすれば、ウソでもいいからもっとはっきりしたことを教えてはくれまいか。渋谷で呼び止められたとき、何度聞いても行き先を聞き取れず、面倒臭くなって「ゴーストレート!!」とキッパリ伝えた私のように。





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14:47 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
もしも整形手術をすることになったなら、はてさてどこをいじろうか。


目を大きくする、鼻を高くする、あるいは顎を削るといった選択肢もあるが、やはりチンコだろう。私のチンコをひと回りかできることならふた回り、お願いですから大きくしてくださいとハキハキした声で懇願するほど、男にとってチンコのサイズとはかけがえのないものである。


嘘だと思うならサウナへ行って、ワケもなく堂々としている野郎と、隅っこでチマチマ身体を洗っている野郎の下腹部を比較してみるといいだろう。地位も名誉も家柄も取っ払ったとき、男としての序列を決めるものとは何かが瞬時にわかるはずだ。


そういった意味で、我々が欧米に対して抱くコンプレックスは敗戦からくるものではなく、チンコのサイズが理由のような気がしてならないし、こんなことばかり書いていると今よりさらに女子を遠ざけそうな気もするが、女子にまつわる様々なことを諦めつつこのまま話を続けると、サウナと並んでチンコのサイズがモノを言う場所がトイレである。


中でも、小便器がズラリ並んだスロ屋のトイレはチンコの品評会と言っても過言ではなく、隣の誰かが金隠しにベッタリくっついていると、「ははーん、なるほど」といやらしい笑みを浮かべてしまうものである。よほどサイズに自信がないのだろうとひとり得心し、隙あらば隠そうとしているモノをのぞきこんできた私だが、昨日は正直驚愕した。


隣にきた男子がやはり隠そう隠そうとしているから、優越感に浸るべく「どれどれ…」とのぞきこんだら、思わず二度見するほどのサイズだったのである。かえがえのないものが馬並みなのにひた隠しにする彼と、たかが人並みなのにのぞこうとする自分…。いろいろな種類の敗北感にまみれながら席に戻ったら、直後に900ハマった。


私もまだまだである。いじるべきは身体ではない。身体よりも心をデザインすべきではないか…。そんなことを考えつつ、あまりに揺れる機内で人並みのモノをさらに縮こませながら、只今北陸へ向かっております。



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11:36 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓『三十男のピロートーク』
財政、少子化、年金等々、この国は問題が山積だ。人任せにはできない。明るい未来のために、この先社会を担うことになる子供のために、国民一人一人が解決あるいは改善に向けて考えねばならぬ中、私としてはまず、電車のリクライニングシートについて提言したいのである。


新幹線であろうと、特急電車であろうと、リクライニングシートはおしなべて、倒していない状態をデフォルトとしている。重い荷物を網棚に置き、フーと深く息を吐きながらシートに腰を落ちつけた後、各々好みの角度にシートを倒す仕組みとなっているのはどうしてか。離陸及び着陸時に倒してはならぬ飛行機ならいざ知らず、リクライニングに関し何の制約もない電車においては、むしろフルに倒した状態をデフォルトとすべきではないだろうか。


イメージして欲しい。散々悪事を働いてきた人が雨にそぼ濡れた子犬を抱き上げただけで「いい人」のように思えてくる反面、タバコのポイ捨てをするマザーテレサを目にしたら、テレサの株はガタ落ちである。こちらとしては目が点である。テレサに点では、それこそいわゆるテレサテンである。


何がいわゆるなんだかサッパリわからないが、とにかく前の座席にいるのがたとえ感じの良さそうな方でも、シートをガタッと倒された途端、「およよ」となるのが人というもの。であるならば、フルに倒れている状態をデフォルトとし、そこから少しだけ起こすことをマナーとして定着させたら、列車内の雰囲気は今よりずっと良くなるだろうし、缶ビールのコクだって増すだろうし、私だけ更新が3日4日遅れたところで、みんな笑顔で許してくれるように思うわけだが。



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00:03 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓『三十男のピロートーク』
収録ホールを出たところで二十代と思しき男子に呼び止められ、「自分、ライターを目指してるんです!」、おもむろうにそう言われた時には正直またかと思った。


無論、応援はする。目指している人にはエールを送るが、私には応援以上のことはしてあげられないし、そもそも何かできるような立ち位置にないことを理解しているのかいないのか、目指していると告げた後、運ばれてくる餌を巣で待つ雛鳥の如き空気を醸す人は少なくない。


おそらくはこの男子も…と高をくくり、エールだけ送ってその場を立ち去ろうとした。「頑張ってね」と言い残し、駅に向かおうとしたその瞬間、男子が突如としてうずくまった。貧血でも起こしたか、ただふてくされたのか、それともまともに取り合おうとしない私にカエルパンチを食らわそうとしているのか…。ほんの僅かな間に様々な可能性が浮かんだが、実際はそのどれでもなかった。夕暮れ時の往来で、男子はカチッと音が聞こえてきそうなほどの見事な土下座をしていた。


「どうしても弟子になりたいんです! お願いです! 連絡先を教えてください!」


「どうしても」「弟子」「連絡先」、正直、面倒なことこの上ない3つのキーワードである。弟子なんて取るつもりはおろか取るだけのご身分でもないし、顔を合わせたばかりの他人に連絡先を教えるほどあけっぴろげではないわけだから、どうしてもとグイグイ押されてもこちらとしては弱ってしまう。


普段なら逃げている。ごめんと謝り逃げるようにその場を立ち去るところだが、何せ土下座である。カイジでは焼いてこその土下座とされていたが、実際目の当たりにすると焼いていなくとも攻撃力は十分。焼き土下座など兵藤はよくやらせたものだと半ば感心しながら、とりあえず話だけでも聞こうと固く閉ざした心の扉を開きかけたその時だった。


「魚拓さんお願いです! ポロリさんの連絡先を教えてください!」


なるほど、そういうことか…。兵藤の気持ちが少しだけわかったような気がした梅雨の中休み、皆様いかがお過ごしですか。





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23:58 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓『三十男のピロートーク』
今回は2日遅れ。前回の3日遅れから1歩前進したんじゃないかと考えられる、世界にひと握りだけいるとびきり前向きな人間の内の1人が私であり、パッサパサのタマゴサンドを酸味の強いブレンドで流し込みながら、沖スロの不思議に頭を悩ませているのもまた私なのである。


大は小を兼ねると言う。確かにカレーは大盛りを頼んでおけば足りないということはないし、XLサイズのTシャツを買っておけば着られずに困ることはないが、だからとコインのサイズを上げたところですぐにホッパーは一杯になるし、下皿にビッグ2回分のコインも入らないし、入らないが故にドル箱を上げ下げする回数が増えるしと、歓迎すべき点はひとつとしてないにもかかわらず、何故にコインをひと回り大きくしたのか。


初代ファミコンにあずき色が使われたのは、その色のプラスチックがコスト的に優れていたからだと言われているように、そうなったからにはそれなりの理由があるはずだ。まさか泡盛でしたたかに酔っ払った沖スロの発案者が打ち合わせと称したただの飲み会で、「ためしにコインもアソコも大きくしてみよっかー」などとアホ面で言い出し、横にいた女子が「うん、してしてー」と頼んだのが理由ではあるまい。


一説には駐留米軍がお客として見込めることから、カジノで使われているコインにより近いサイズにしたとも言われているが、果たしてそれが本当の理由だろうか。沖縄のイメージにとらわれすぎているような気がするし、それに何よりアメリカに媚びているようで何だか悔しい。


私が考えるに、あれはコインロスの一掃を促すジャストサイズなのである。通常のサイズのコインは手元からこぼれどこかに転がっても、床に手をつき探し回る恥ずかしさが先に立ち、探そうとは思わない。しかし、沖スロのコインはどうだろう。同じ1枚20円の価値なのに、落としたら何だか落ち着かないのである。ドル箱をいくつ重ねていようと見つからなければ気になって仕方ないわけである。そうした思いに至るギリギリの大きさを突き詰めた結果があのサイズであり、断じて思い付きではないんだよといった、どうでもいいことに考えを巡らすときの木村くんの顔が、何だかかわいいと言われたことがあります。




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09:52 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
現在23日の夕刻、東京へ向かう新幹線の車内で書いているのは21日に更新されるはずだったこのコラムである。


10日ほど前だったか連チャンが続きに続き、諸々の予定を後回しにして閉店までゼウスを打ち続けて以降、ゆったりしたペースで順繰りに出てくるコース料理やオーダーを受けてから呑気に茹で始めるこだわりのそば屋はもっての外、腹が減ったらマックか松屋か吉野家か、あるいはサッと食べられそうな居酒屋に直行するなど切り詰められるものはギリギリまで切り詰めているにもかかわらず、まるで追い付くことができない。2、3日分の遅れをどうしても取り戻せずにとりあえず利子だけ払っているかの如き状態が、私を余計に悩ませるのである。


ハンバーガーに飽きて居酒屋の暖簾をくぐる。と、メニューを広げるか広げないかのなかなかに素早いタイミングで、「先にお飲み物をおうかがいします」とくるわけだ。例外はない。どの店のどの店員も客は飲むものと思っている。


私だって飲みたい。したたかに酔いたい。その勢いで告白でもしてみたいが、酔ったらただでさえ遅い筆の進みがさらに遅くなるから、ウーロン茶の「ウ」が喉元まで出掛かるその刹那、決まって思い出すのが食後に出てくる熱いお茶である。


あれ、タダじゃねーか…。熱いお茶はタダで飲めるのに、何故冷たいお茶に愛の次に大事なお金を支払わねばならぬのか。どうしても冷たいのが飲みたいなら熱いお茶をもらってフーフーすればいいとなると、ここはコーラか。やはりコカコーラかと、今度は「コ」が出掛かるものの、刺し身や煮魚をコーラで流し込むというのは魚に対してもコーラに対しても失礼のような気がする。


失礼を承知でコーラにするか、無駄を承知で冷たいお茶にするか。お茶かコーラかコーラかお茶か…。いくら考えても答えが出ないケースで使用する魔法の呪文を、またしても更新が遅れたことだし、次回も自信が持てないし、お詫びの意を込め皆さんにお伝えしておきたい。


コーラかお茶かを決めかねたとき、問題を一発で解決する魔法の呪文とは「とりあえず生」。私は昨夜も使いましたが、効果はてきめんでした。気持ちよく酔えましたと、嘘をつけない正直なところが木村くんのいいところだと言われたこともあります。




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10:59 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|