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ドラゴン広石「晴れ時々パチスロ」
本日、3月14日は「パチスロ必勝ガイドMAX4月号」の発売日です。私はこの雑誌で長いこと「浮草家計簿」という実戦日記を連載させて頂いてるんですが、実を言うとこのページ、おそろしく時間効率の悪い手間暇のかかる作業で完成してたりします。

通常、連載ものは基本的なフォーマットが決まっていますから、機種ものと違って毎回デザイナーさんに文字量を出してもらう必要はありません。つまり、原稿を書いて担当編集に送ったら、それでライターとしての仕事は終わり。あとは発売日にコンビニや書店に並ぶのを楽しみに待つだけです。他のライターさんの連載がどのようなプロセスで完成しているかは知りませんけど、私も以前は書き終えた後は全て編集部に任せていたんです。


ところが、2008年のMAX8月号。浮草家計簿・第三期のVOL.6で事件は起きました。この回は「一騎当千A」のクレオフ台(初ビッグの消化後にクレジットが自動的にオフになってコインを受け付けなくなったら設定6が確定…といった内容のイベント。当時は多くのホールで実施されていた)を掴んでショボ勝ちで終わったネタを綴ったんですが、その際に下の写メを使ってキャプションを書いたところ、私の意図せぬ赤(編集部サイドの手直し)を入れられちゃいましてね。





「チャンスゾーン中、ベルが揃う前にリプレイを引けば7G継続のARTに突入しますが、スイカが入賞した場合は何と77G継続に…。巨大スイカナビは激アツです」

これが原文。

ところが、スイカが「入賞」と書いたところを「成立」に直されて本になったんです。

一騎当千Aのスイカは配列上、左・中・右の全てのリールで引き込めない箇所があります。つまり、フリー打ちで消化すると取りこぼしが多発するため、赤を入れた編集者も「まさかそんな不親切な台をメーカーさんが作るはずがない」と思ったんでしょうけど、実は「そんな不親切な台」だったんですよね。そう、一騎当千AはCZ中にスイカが入賞すると77G継続のRTに突入するけれど、取りこぼした場合は権利が消滅しちゃうんです。

私は本を読んですぐ岩佐副編集長(当時)に電話して抗議しました。誰が赤を入れたのか知らないけれど、文章の内容がおかしいと感じて赤を入れるなら、キチンと調べた上で入れなさいよと。正しい内容を書いたのに間違った文言に直された挙げ句、読者さんに「なんだ間違ってやがる」と馬鹿にされるのは著者の私なんですよ…と。


岩佐副編集長は、うんうんと何度も頷きながら私の抗議を聞いてくれましたが、それでも「本になって世に出ちゃった以上は仕方がないでしょ」ということで、いったい誰がそんな余計な赤を入れたのかは教えてくれませんでした。一騎当千Aはどちらかといえばマイナー機であり、幸いにして読者さんからのツッコミ等は来ませんでしたけど、それでも今後は二度とこういうことがないようにと、著者校正を認めていただいたんです。つまり、初校が上がったら校閲(内容に間違いがないかを関係各所でチェックする)を通した後で著者である私に差し戻し、私が再度校正をして納得したところで、担当編集の岩佐くんと電話で読み合わせをして下版に回す…というね。

これに要する時間は、私が原稿を書き上げてから概ね4日間。もちろん、私はその間も他の原稿の作業を進めてますから「待つだけ」ということはありませんが、おそろしく時間効率の悪い手間暇のかかる流れ…というのがわかって頂けたのではないでしょうか。この作業は岩佐くんがフリー編集に転身した今も同じように続けていますので、書き手としてのこだわりを持つ「浮草家計簿」をご贔屓にして頂ければ感謝の極みです。先日も、下版の直前に他の部署から「この表現は好ましくない」という指摘が来て、編集デスクの加藤くんに「こちらで直したのを送るので読んでください」と言われたのを断り、「記名原稿なんだから勝手に直すんじゃねぇよ。自分の言葉で書き直させろ!」とメンドくさいジジイ全開で即座にリライトしたりしました。


ちなみに、無記名原稿(主に機種もの)に関しては全て編集部に任せっきり。というか、そもそも浮草でこんな作業をしているのが例外中の例外なのであって、常に時間に追われている編集部が無記名原稿の校正にそんな時間を費やす余裕はありません。結果、勝手に文章を削られたり付け足されたりして嫌な気分になることもありますが(それで文章が良くなればまだしも、文字量の出しミスで勝手に回りくどい言い方に変えらると著者としては腹も立ちます)、これは無記名原稿だからと無理に納得して怒りを治めている次第です。

2016年の10月期に日本テレビ系列の水曜ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」がヒットして話題になりましたが、ガイドワークスにもそういう優秀な「校閲部」を開設してくれないもんですかね。そしたら私はパチスロライターを引退して、校閲部で地味に頑張って働きますよ。まぁ、こんな腰痛持ちのジジイを雇ってくれれば…の話ですけど(笑)。



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