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アレ鈴虫が書いている〜リーチメリーチメリーチメリン♪
近所に小さなBARがある。席はカウンターのみで、5席ほどだろうか。マスターは73歳。刻まれたシワが激動の人生を物語っている。


店を始めた理由、これまでの苦労、お酒のこと、酔いに任せてあれこれ質問した。その度に孫に語るような優しい口調で言葉が返ってきた。


ただ、どうしても聞けないことがあった。小さな店内に、大きな船の模型が置いてあるのだ。軽い気持ちで、この船、すごいですね、マスターが作ったんですかと聞いてもいいが、その船からはなにかこう触れにくいオーラみたいなものがでていた。


喜びというよりは、怒り悲しみ、そっちの感情が込められているような気がしたのだ。この船には、何かがある。そう直感した。


昔、船旅をした娘が不慮の事故に遭い、その船と同じ型のものを目の前に置くことで過去と戦っているのか。


もしくは誰か大切な人の形見だろうか。70年来の親友の大事な忘れ形見。軽々しく聞けるものではない。ただ、どうしても知りたい。あの船から発せられるパワーの意味を。


自分は意を決した。失礼にならぬよう、リスペクトを込めて相手の目を強く見て聞いてみた。あの船はなんですか、と。



「あれはね、デアゴスティーニ。全部完成するのに10万ぐらいかかったかな。チッ」


さっきまで穏やかだったのに、怒りの空気に変わった。自分の勘は間違っていなかった。あの船は怒りと悲しみに満ちていた。
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