スロガイ☆フラグ

パチスロ必勝ガイド携帯メールマガジン
<< バイソン松本「松本プレミアム」 | TOP | アレ鈴虫が書いている〜リーチメリーチメリーチメリン♪ >>
木村魚拓「三十男のピロートーク」
ボタンの押し方やレバーの叩き方、ドル箱の上げ下げを横目で捉えただけでも、心の浮き沈みがどことなくわかるものである。それが顔を突き合わせた相手となればなおのこと、目の前の医師は私の何に勘付いたのだろう。


背中にポツッとできた湿疹のような蕁麻疹のようなものが、ふと気付けばポツポツぐらいに広がっていたため、すわ一大事と近所の病院に駆け込んだ。浅学非才の身である私の、唯一にして最大の武器である健康を失ったらさあ大変、急いでシャツを脱ぎ捨て患部を見せた後、「ハイ、着ていいよ」の次のひと言を固唾を呑んで待っていると、問診票に視線を落としたまま医師は言った。


「最近、行った?」


はて、どこのことだろう。頭の中を隅々まで探してみたが、どうしても主語が見当たらずに視線を泳がす私を見て、医師はニヤリと笑った。


「最近、風俗行った?」


…ここが居酒屋ならば、実際に行ってようがいまいが話の腰を折らぬために乗っかるところだが、あいにくここは病院だ。努めて冷静に否定する私の言うことなんざ、この人まるで聞いてない。


「またまたぁ、どこかで遊んできたんでしょ?」


まるで私が嘘をついているかのような口ぶりである。冗談じゃない、本当に行ってない、先生勘弁してくださいよと繰り返し否定しても、最後まで性病を疑われたその理由はおそらくは、浮ついているように見えたからではなかろうか。雨の日も風の日も患者と向き合い、自ずと洞察力が磨かれているであろう医師の目には、私が風俗で遊んで楽しい時間とともに病気をもらってくるゴキゲンな人に映ったのだろう。


まあ、あながち間違ってはいない。催促が来ないのをいいことに、麻雀だ飲みだと遊び呆けて当コラムの更新を1週も2週もすっ飛ばした私は今、確かに浮ついているが、ガムを噛みつつ行きつけのスナックの話を始めた先生、アンタも相当なもの。人の振り見て我が振り直せ、緩んだ気を引き締めつつ、明日、検査結果を聞いてきます。




ーツイッターはこちらー
@kimuragyotakuG

ーメールはこちらー
→ メールする  ←
10:58 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|