スロガイ☆フラグ

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木村魚拓「三十男のピロートーク」
一年も一緒にいれば普通はほくろの位置までわかるものだが、ゼウスだけは本当にわからない。昨日も開店からスロ屋に飛び込んでエイヤッと打ち始めたわけだが、最初の何ゲームか液晶が騒がしかっただけで、当たりも取れなければ設定の手掛かりも得られず、こんなもんどうしてオレは朝から打ってんだと自問自答している間に、上段リプレイからブラックホールが始まり3が揃った。


直前にチャンス役を引いたわけではない。また、小役を契機とするブラックホールは実戦上確定であることに加え、演出開始ゲームで当選した可能性が高く、宵越し天井でもないということは、これぞいわゆる謎当り。高設定ほど多く見られる謎当りにより、この台の全てとは言わないまでも足元ぐらいは見えてきたような気がした。





このGGは100Gの単発。しかし、神殿ステージから湖に転落した直後に引いた斜め黄7でチャンスモードに上がったのか、それとも直接当たりを引いたのか、持ちコインが底を尽きる前に2度目の初当り。展開は言うに及ばず、設定的な観点から見てもこの当たりは悪くない。目の前にあるゼウスの、太ももあたりまで見えてきた。うん、セクシー。気を許せば下半身に血液が集まりそうである。





この謎当りが2連した後、次は1000G近くハマって赤7から単発。その次はリプ4から単発。だいぶ投資はかさんでしまったものの、謎当りの後とリプ4の後、2度も天国スタートだったことが私を後押しする。多少腹が出ているだけで、スリットからのぞく太ももがセクシーであることには変わらない。まだいける。ここで日和ったら男がすたる。





腹に力を込め打ち続けるにつれ、胸元が、首元がと、少しずつ上半身があらわになり、午後6時、何度目かのリプ3をハズしてようやく表情まで見えた。ゼウスに裏切られ続け早一年、もうすぐ二度目の冬を迎えようとしている。



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12:44 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
ゴミは決められた日に捨てているし、気が向いたときにはトイレットペーパーの先端を三角に折るし、昨日は辛いだけでひとっつも美味くない麻婆豆腐を残さず食べたのだから、神様、私の願いを聞いてはくれまいか。


打ち合わせが終わり、ではおつかれさまと挨拶して次の仕事に向かおうとしたら、わかりきったことを逐一確認してくるため、打ち合わせの最中に「神経質メガネ」と心の中でこっそりあだ名を付けたその人に呼び止められた。


「自分、車で来てますから近くまでお送りしますよ」


一度は断った。しかし、続けて「いやいや、そうおっしゃらずに」と言われたら、そこは素直に受けた方がいいような気がして、ではお言葉に甘えてと、黒のセダンの助手席に乗り込んだ瞬間、思わずむせそうになった。


ダッシュボードで怪しげに光る変なボトルか、送風口に取り付けられたショボいアクセサリーか、あるいはその両方から放たれているのか、車内に頭痛を催すケミカルな臭いが充満していたのである。


昨今、一部のスロ屋もただただ不快なだけの臭いを垂れ流しているが、臭いの濃度はあの数十倍。臭いスロ屋を汚れたパンツだとしたら、車内はまさにウンコそのものであり、我慢強い私もさすがに耐え切れなくなって、パワーウインドウのボタンを静かに押したもののこの野郎、何故だかまるで反応せず、ムキになってガチャガチャ連打していたところ、神経質メガネが心配そうな顔をこちらに向けた。


「どうしました? 何かのはずみで開いてしまうといけないので、窓はロックしているんですが…」


さすがは神経質メガネ。アンタが私生活でも細かいのはわかったから、そのロックを解除してくれ、窓を開けさせてくれといったようなことを極力ソフトに伝えると、メガネの奥の目がパッと見開いた。


「はっ、気付かずにすいません! とりあえずエアコンの温度を下げますので、暑ければまた言ってください」


…そうじゃない。暑いわけじゃない。臭いが故に窓を開けたいんだとストレートに言えるようなら、すでにダッシューボードの変なボトルを叩き割っている。目的地まで数十分、曖昧な返事を繰り返しながらひたすら吐き気を堪えていたわけだが、それに関し何か願ったところでもう済んだこと。クセークセー、アイツの車は死ぬほどクセーと、ついついスタッフに漏らしてしまったひと言が神経質メガネに伝わらぬよう、また思うがままに書いてしまったこのコラムが彼の目に触れぬよう、神様ひとつよろしくお願い致します。



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08:30 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
不特定多数の人の目に触れる、下手すりゃ海の向こうにいる人にふむふむなるほどと読まれるやもしれぬインターネットという場において、こんなことを書いたところで気が晴れるわけでなし、何かが解消されるわけでなし、たまたま目にしたカナダの木こりに何だ構ってちゃんのジャップかと呆れられるだけだと知りながら、どうしても書かずにはおれないほど今の私は疲れている。時間的にも心にも、まるで余裕がないものだから腹を立ててばかりである。


ちょっと小洒落た飲食店は、どうしてレジに爪楊枝を置きたがるのか。テーブルでシーシーして欲しくないのか。それはイメージが悪いから、どうぞ店の外で思う存分シーシーしてくださいということなのか。外でシーシーは行儀がよろしくないことぐらい知ってるだろう。レジではなくトイレに置いてくれればそれでいいじゃないかバカ野郎。


どうして子供は冬の足音が聞こえてくるこの季節にランニング一枚なのか。見ているこっちが寒くなってくるからこれを着ろと、私の部屋へ遊びにきた隣人の子供にジャケットを手渡したらにべもなく断られた。もう暖房の季節じゃないか。学芸会を控えてるってのに風邪引いたら事じゃないか。だけど私も子供の時分は、雪の日だってランニングで通したじゃないかバカ野郎。


東海地区のスロ屋にある自動販売機の多くは昔からどういうわけか値段が高く、先日突撃したスロ屋も120円のジュースが150円で売られていた。ならば景品として置いているジュースはどうなのかと、カウンターに行って確認したところこちらは20スロで6枚。同じジュースで値段設定が違うじゃないかバカ野郎と、ガソリンとかジュースとか、ある部分だけ倹約家の私が手間を惜しんで自販機に150円投入するようならもう限界。腹を立てながらも手持ちのコインを流してジュースに換えるのは、まだ余裕がある証拠。よいしょっと。さて、もうひと踏ん張りだ。




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19:59 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
680円のお会計に千円札を手渡せば、お釣りは320円。しかし、返ってきた小銭が220円しかなかったとしても、いつものように「バカ野郎」とは怒鳴れない。「100円足りないよ」とも申告できない。お釣りが足りないことに何か理由があるような気がして、言葉を飲み込んでしまう繊細な私であるが、パチスロに向き合ったときと原稿の締め切りと、病院や注射から逃げることには関してはこれまで大胆な行動を取ってきた。


小学生時分、インフルエンザの予防接種となるとトイレに行くと告げて列から離れ、個室でトイレットペーパーを調達し、それを丸めたものを腕に当てながら教室に戻るといったことを繰り返していた。


「痛かったら手を挙げてください」、ドリルを手にした歯科医にそう言われ、もう無理無理と右手を勢いよく直角に挙げたとき、まだドリルは歯に触れておらず、歯科医を呆れさせたものだった。


今回は検査結果を聞きにいくだけ。痛いことはないと知りつつも、もう20年近くオーバーホールしていないだけに、いけない何かがわかってしまうような気がして、身体的にではなく精神的に痛い目に遭うような気がして、かれこれ2週間ほど逃げていたが、妙な疑惑を残したままではおちおちセックスもできないからと、意を決して先日検査を受けた病院に飛び込んだ。


「どうしてすぐ来なかったの」


先日とは裏腹な、低いトーンの第一声にビクッとした。もしや早急な治療を要する病気でも見つかったのかと、身構えながら次の言葉を待った。


「何にもないね。なーんにも出てこなかったよ。尿検査、血液検査ともに正常。梅毒もマイナス。湿疹の原因は精神的なものかもね。ストレスとか。ただ、悪玉コレステロールの値が若干高いから、脂っこいものを摂り過ぎないようにね」


…セーフ。梅毒もマイナスって、本当に性病を疑ってやがったのかと一瞬カチンときたが、今はそれも笑って許せる。よーし、この開放感に任せ、釘がガッチガチのビッグシューターでも思いっ切り打ち倒してやろうと、心弾ませながら受け付けでお会計を済ませたところ、お釣りが100円足りない。「ふん、ケチケチするんじゃないよ。病気でお釣りをきっちりもらうのと、健康で100円足りないの、アンタはどっちがいいんだい?」、足りないお釣りにはそんな意味が含まれているような気がして、やはり何も言えぬ繊細な男に戻ってしまう私なのでした。



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10:49 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
ボタンの押し方やレバーの叩き方、ドル箱の上げ下げを横目で捉えただけでも、心の浮き沈みがどことなくわかるものである。それが顔を突き合わせた相手となればなおのこと、目の前の医師は私の何に勘付いたのだろう。


背中にポツッとできた湿疹のような蕁麻疹のようなものが、ふと気付けばポツポツぐらいに広がっていたため、すわ一大事と近所の病院に駆け込んだ。浅学非才の身である私の、唯一にして最大の武器である健康を失ったらさあ大変、急いでシャツを脱ぎ捨て患部を見せた後、「ハイ、着ていいよ」の次のひと言を固唾を呑んで待っていると、問診票に視線を落としたまま医師は言った。


「最近、行った?」


はて、どこのことだろう。頭の中を隅々まで探してみたが、どうしても主語が見当たらずに視線を泳がす私を見て、医師はニヤリと笑った。


「最近、風俗行った?」


…ここが居酒屋ならば、実際に行ってようがいまいが話の腰を折らぬために乗っかるところだが、あいにくここは病院だ。努めて冷静に否定する私の言うことなんざ、この人まるで聞いてない。


「またまたぁ、どこかで遊んできたんでしょ?」


まるで私が嘘をついているかのような口ぶりである。冗談じゃない、本当に行ってない、先生勘弁してくださいよと繰り返し否定しても、最後まで性病を疑われたその理由はおそらくは、浮ついているように見えたからではなかろうか。雨の日も風の日も患者と向き合い、自ずと洞察力が磨かれているであろう医師の目には、私が風俗で遊んで楽しい時間とともに病気をもらってくるゴキゲンな人に映ったのだろう。


まあ、あながち間違ってはいない。催促が来ないのをいいことに、麻雀だ飲みだと遊び呆けて当コラムの更新を1週も2週もすっ飛ばした私は今、確かに浮ついているが、ガムを噛みつつ行きつけのスナックの話を始めた先生、アンタも相当なもの。人の振り見て我が振り直せ、緩んだ気を引き締めつつ、明日、検査結果を聞いてきます。




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10:58 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓『三十男のピロートーク』
喫茶店の喫煙席と禁煙席とを仕切るガラスの壁にもたれ、紫煙をくゆらせながらスポーツ新聞を広げていると、ガラスの向こう側に座る2、3歳ぐらいの男の子がこちらに手を振ってきた。


パーマ、ヒゲ、メガネ、以上のパーツはどうやら子供が恐れを抱く三種の神器のようで、初対面の子供に泣かれることはあってもなつかれたことはほとんどないが、かけているのがメガネではなくサングラスであるがために、彼の目には恐い人飛び越え地球防衛軍の隊長とでも映っているのだろう。


無邪気な笑顔に応えぬわけにもいかず、微笑み返すとキャッキャと喜び、敬礼して見せるとまるでヒーローを見上げるような表情をしていたキミは、まさか目の前の隊長がついさっきまで、「巨根ねだるママたち」なんて記事を貪るように読んでいたなどとはゆめゆめ思っていないはずだ。


おっちゃんはな、キミの考えるようなヒーローじゃない。ゲスなんだ。ゲスなおっちゃんなんだ。アダルト面は嫌いじゃないし、むしろ好きな方だし、誰かが取り忘れたことに期待して自販機のお釣りのところをまさぐったことも1度や2度じゃないし、罪を憎んで人を憎まずなんてことも到底できやしない。連日連夜、PCの方のアドレスに大量のスパムメールを送り付けてくるバカ野郎をとっ捕まえたら、多分ジャーマンで投げると思う。ブリッジなんかしないよ。投げっぱなしだ。床の固いところを選んで投げっぱなしだよ。


ただ、インターネットの接続にさえ四苦八苦する機械音痴が、スパムの送り主を特定するなんて土台無理な話。ならば、商売にするってのはどうだろう。近頃はスパムメールも凝ったものが多いじゃないか。知ってるだろ? 知らないか。とにかく、その作り込んだスパムメールを厳選し、それぞれのシチュエーションに合わせたヌード写真を載せて雑誌にする。で、その収益をスパムの迷惑料に…。


って、ゴミみたいなもんに裸を付けてお金にしようなんてこれまたゲスの極みだね。ごめん。反省する。これから大いに反省するつもりだし、今すぐこれとは別の原稿を書かねばならないし、2分おきに敬礼するのにも疲れてきたので、そろそろそっとしておいてくれるかな。隊長からのお願いです。



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20:28 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
魚拓でも魚拓さんでもましてや木村さんでもなく、「キムちん」と呼ばれ、そう呼ばれることを何の疑いもなく受け入れていた頃、同級生の新井が授業中に耳打ちしてきた。


「キムちん知ってるか? 阪神の真弓のこと」


浅草の外れの駄菓子屋の、ババアが作る150円のもんじゃを放課後の主食としていた我々は、当然のことながら巨人ファンである。つまり、真弓は打てて走れて守れて、なおかつモテそうな憎き二枚目。あの二枚目が何をした、まさか我らがアイドル松本伊代ちゃんの手でも握ったんじゃないだろうなといきり立つ私に、新井は先生が教科書に視線を落とすタイミングを見計らって静かに言った。


「アイツ、今度はオリンピックに出るらしいんだよ…」


オイオイ、まさか今よりモテようってのかあの野郎…と、やり場のない怒りをやはり巨人ファンである父親に伝えるも、「何だそれ」と素っ気ない返事。「そんなことあるわけないだろう」と一蹴されてしまい、事の経緯をよくよく調べてみると、新井がたまたま開いた新聞だか週刊誌だかに「五輪真弓」の文字があり、それを「五輪に真弓が出る」と勘違いした…という、愚にもつかない話が五輪にまつわる一番の思い出である私でさえ、2020年のことを考えればテンションが5%ほどアップするのだから、五輪との距離が近い方々は言うに及ばず、いっちょかみしてやろうと手ぐすね引いている方々の心境は如何ばかりか。


果たして、7年後の世界最大の祭典に向け、人や物や景気はどう動くのだろう。不勉強な私には予想だにできないが、唯一わかるのは、版権がうるさいがために他メーカーが諦める中、北電子あたりが告知ランプを聖火に見立てたそれっぽいマシンを出しそうなこと。本当に出たら、おめでとうと肩を叩いて缶ジュースでもごちそうして頂ければ幸いである。




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21:50 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
前回、車内での安眠3点セットについて触れたが、ひざ掛けやサングラスはともかく、私は耳栓にはちょっとうるさい男である。


耳栓なんぞどれも一緒、端玉で取るものだと考えているキミは、ジャグとゴッドを一緒くたにしているのと同じこと。ジャグのつもりが痩せるほどハマったり、ゴッドのつもりが爺さんの小便よろしくチョロチョロしか出なかったりといった最悪の事態を避けるには、まず日本で売られているものとアメリカで売られているものとの違いを意識するところから始めるべきだろう。


国内メーカーの耳栓は、簡単に言ってしまえば値段に正直である。安いものはそれなりだが、薬局で売られているような値の張るものは遮音性が高く、フィット感も上々。耳の穴の大きさは人によって千差万別、私は極端に小さいものの、伸縮性があるお陰で窮屈に感じたことはない。


それに対し、アメリカの耳栓は総じて安く、どれもデカい。迷彩色があったりファイヤー柄があったりと、カラーバリエーションに関してはさすが自由の国といったところだが、向いているベクトルはハンバーガと変わらない。安くてデカきゃいいんだろと言わんばかりのデキであるため、材質は言わずもがな、それより何より大きすぎてとても私の華奢な耳の穴には収まらないのである。


故に、国産が一番などといった結論で終わらせていいのは締め切りを厳守する男のみ。もはや締め切りという概念すらなくなりつつ私はもう一歩先を考える。


アメリカの耳栓が大きいのは、当然のことながらアメリカの一般的な耳のサイズに合わせてのことである。あれがスッポリ収まるほど耳の穴が大きいとうことは、アイツらきっと下の穴も…。となればもちろん、そこに挿し込む下の棒も…。


やめよう。絶対に勝てない。勝ちの見込めぬ勝負はするもんじゃない。この先、どんないざこざに巻き込まれても断固戦争は反対し続ける、それがこの国の正しい姿勢であると、このバカデカい耳栓を見るにつけ思わずにはいられないのである。



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11:42 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
何人かの方は気付いておられるようだが、わたくし只今堂々の周回遅れである。


何かの手違いで少々遅れるどころか、遅れが借金の利子のように少しずつ膨らみ、結果的に1回分すっ飛ばすのみならず、そこからさらに数日遅れるという掟破りの四次元殺法を繰り出してしまったからには少しでもお役に立つ情報を。取っておきのうんこちんちんネタは後回し、今回は電車内における快眠のコツについてお話していきたい。


本来、私は人より長い睡眠を必要とする。6時間ではまるで足りず、7時間では二度寝も辞さず、8時間寝てようやく目覚めのいい朝を迎えられるというのに、録りためているプロレスと海外ドラマの消化に忙しく、今年に入ってからの平均睡眠時間はその半分にも届いていない。いつ如何なる時も具合の悪い猫のように目やにだらけ、決定的に足りない分を補っているのが電車内での仮眠である。中でもよく行き来する東京ー新大阪間、この2時間半は現状、絶好の仮眠タイムとなっている。


まるで実家のベッドに横たわっているかのようにグッスリ眠り込む私を見た知人は、呆れたようにこう言った。


「電車でよくあそこまで寝られますね」


続けて、彼はこうも言った。


「自分は乗り物の中だと、まるで眠れないんですよねぇ」


いや待て。眠れないのではない。眠るコツを知らないだけなのだ。まず、寝室を演出すべくひざ掛けを用意しますわな。ひざ掛けが見当たらなければ、カーディガンでもジャケットでもいい。眠りに落ちて体温が低下した時のためにもそれをひざに掛けますわな。


で、明るいといけないからカーテンを閉め、アイマスクかサングラスをしますわな。私はまつ毛に当たるのを嫌うのでサングラス派。とにかく明かりをシャットアウトしますわな。


そうしたら最後に用意するのは耳栓。寝室と車内の一番の違いは音である。気付かないだけで新幹線の中は結構な騒音のため、バッグの中から取り出した耳栓を両耳にグイグイ押し込めばハイ一丁上がり。あとは寝るだけ眠るだけである。


先日も、新大阪まで2時間半の仮眠を楽しもうと、博多行きの新幹線に乗り込んですぐ3点セットをスタンバイ。すると新横浜のアナウンスを聞く前に眠りに落ち、そこからグッスリ。深い眠りから覚めた時にはすいません、わたくし岡山におりました。



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13:01 | 木村魚拓「三十男のピロートーク」 | - | -|
木村魚拓「三十男のピロートーク」
店内は禁煙ということで、猛暑だ熱中症だと言われる中、店外に置かれたテーブルに渋々陣取り、うだるような暑さにさらされながら携帯のフォルダを開くと、目に飛び込んできたのは中武の写メだった。





その横も中武だった。





よくよく見ると、フォルダにある半数近くが中武の写メだった。





先に断っておくが、中武を見て癒されたりはしない。無論、性的な興味を持つわけでもない。にもかかわらずフォルダが中武の写真で占められているのは、中武にしか携帯カメラのシャッターを切りづらいからだと思うのだ。





「お野菜です」と言われたら、何となく嫌いなものでも行儀よく食べようとするのに対し、「野菜です」なら、だらしなく残せてしまうのと同じように、「写真」と「写メ」は似ているようで、実のところその間には深くて大きな溝がある。





これまで、その溝について語られたことはなかった。写真はきちんとしたもの、写メは気軽なものぐらいの認識で済まされていたが、ここで写真は中武以上、写メは中武未満と明確に線引しておきたい。つまり、中は中でも中尊寺とか、中日ドラゴンズとか、小綺麗な中古車とか、中武以上に価値のある被写体は携帯でなくデジカメで撮るべしといったわけで、あまりに暑いので店内に避難させて頂きます。



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