2010.07.29 Thursday
90分後に東京を発つ新幹線に飛び乗らねばならぬため、皆様に取り急ぎご報告いたしますと、ずっと空いていた隣の部屋に、このアパートには珍しく体育会系の会社が入ってきました。
どちらかと言えば文化系。朝は気怠そうな挨拶から始まる連中ばかりだったのに、隣に入った会社の皆さんは、朝だろうが夜だろうが住人を見つけると立ち止まり、「おつかれさまです!」、まるで上官に報告を入れる軍人のような挨拶をされます。しかも、腰から上半身を90度曲げたおじぎ付き。「ハイ」とか「ヘイ」とか「ホエ」だとか、だらしない挨拶で済ませてきた先住民ならぬ先住人は、思わず恐縮してしまうのです。
「あれじゃ腰を悪くしちまうよ」
会う人会う人に深々と腰を折るのを見た誰だかが、ポツリつぶやいておりましたが、夜の営みが原因ならただのバカでも、おじぎが理由で発症した腰痛は勲章ではないでしょうか。つっぱることが男の、たったひとつの勲章だと思われていましたが、おじぎ腰痛も立派な勲章ではないでしょうか。
したがって、隣の会社の皆さんは、胸を張って腰痛に悩まされて頂きたい…と、ここまで書いてあと70分。まだ少しだけ時間があるのでひとつ付け加えさせて頂くならば、「腰痛は癖になる」などと言われておりますが、あれは腰痛によって迷惑を掛けた相手に深々とおじぎすることが理由で再発するのではないかと、そんなことを思い付いたところで出発の時間を迎えてしまいました。それでは、行ってまいります。

━当コラムに対するご意見、ご感想はこちらまで━








